ホームページやスマートフォン対応サイトのほか、チラシ・ポスターやパンフレット、社内報の作成を行う名古屋の編集デザイン会社【株式会社パピルス】

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事例紹介 出版・DVD|PAPYRUS
お客様のご要望を伺う
スクール風景 かゆいところに手が届くネイルの技術本を作りたい… 日本ネイリスト界のパイオニア的存在であるN先生。長年スクールで技術指導を行うなかで、スクールに来ることができない人にも自分の技術を伝えられる方法はないものかと考えていた。雑誌などで技術の一部を取り上げてもらうことはあるが、それだけでは自分の伝えたいことの半分も伝えきれない…。N先生の技術のすみずみまでを伝えられる本、その本を始めから終わりまで読めば、自然と力が身につくものを作りたいとのご要望があった。
具体的なプランのご提案
みるみる上達!ハンドペイント&エアーブラシアート テーマを選定し、シリーズ化をおすすめする 先生には漠然とご自身の得意分野の一つである3Dアートをテーマに本を出したいという思いがあった。とはいえ、3Dは熟練した技が要求されるレベルの高い技術。よほどプロとしての経験が豊富でなければ敷居を高く感じてしまう。そのため、第1弾はネイルの基本テクニックであるハンドペイントとエアーブラシをテーマにし、そこを極めた人がステップアップしてさらに高度な3Dを学びたいと思ってもらえるように考える。そのため、本のシリーズ化を提案する。また、入門編にすることで本のターゲット層が広がり、これまで先生のことを知らなかったという人も取り込むことができる利点もご理解いただく。
細かな仕様を考える
予算の中で最大限“売れる”仕様を考える お金をかけて本を出すからには、少しでも多くの人に読まれる仕掛けを考えなければならない。そのため、販売のプロでもある出版社の意見も取り入れながら、専門書として出すか、一般書として出すかのカテゴリーの選定から、ターゲット、本の大きさ、ページ数、デザイン、販売価格等の絞り込みまでを行う。予算もあるので、その中で最大限“売れる”効果が出る仕様を検討する。
また、採算が合うかどうかについても、いくつかシミュレーションを出しながら検証し、先生に成功する道筋を見せていく。
制作
読者視点で本の構成、デザイン、タイトルなど細かくつめていく 分かりやすさを第一に考え、イラストや写真をふんだんに使ったデザインにする。『一般書』として売り出すため、『見て楽しい』と読者に感じてもらえるようなデザインを考える。 ターゲットはネイル初心者。そのため、道具の使い方、色の知識、筆の使い方など初歩的な内容を盛り込む。簡単なアートを描く技術から始まり、本を読み進めていくと徐々に難しい技術に挑戦していけるような構成にする。(写真1) 『ワンポイントアドバイス』などのコラムを設けて、先生のノウハウを余すことなく盛り込んでいく。初心者にとって分かりやすい内容にしつつも、テキストとしても使えるだけの内容の濃いものにする。(写真2) 先生の素晴らしい技術を本で伝えるには、写真の役割が大変重要となってくる。そのため、制作の中でも、特に写真撮影に重点を置く。先生が納得のいくまで写真撮影は繰り返し行われた。 ネイルアートを描く際の細かな筆の動かし方やスピード感はなかなか本だけでは伝わらない。そのため、本に短編DVDをつけることを考案。本では伝えきれない微妙なテクニックを映像と音声で紹介する。(写真3) 本屋の店頭で書籍を手にとってもらうために重要なのが本のタイトルと帯。タイトルは『この本を読めば、力がつくんだ!』と読者に感じてもらえる表現、購買者の目を引く表現をいくつか考案し、出版社とも協議の上、決定する。帯に掲載する言葉についても、購買意欲をそそる適切な表現を考えていく。(写真3)↓デジタルカタログをご覧いただけます

(写真1)色の知識

(写真2)ワンポイントアドバイス

   (写真3)みるみる上達!ハンドペイント&エアーブラシアート

出版にあたっての様々な宣伝方法を提案
本の発売を記念してサイン会を開催 書籍発売の際には、先生の名を幅広く認知してもらうために出版社・大手書店とタイアップしてサイン会を開催。サイン会のポスターデザインをはじめ、書籍やDVD宣伝の広告等も企画・制作する。
サイン会風景
ポスター、チラシ

売れ行き好調。増刷に至る
自費出版として好調な売れ行き 初版は5000部印刷し、売れ行きは好調。発刊後1年で増刷に至りました!
『本を出したい』そんな思いのある方はたくさんいると思います。とはいえ、ただ作るだけでは、誰にも読んでもらえません。書店で売り出すためには、専門のルートがあり、それなりのノウハウが必要なのです。N先生のケースでも、漠然と本を出したいという思いを請け、どうしたら売れる本を作れるのかという道筋を示すことから始まりました。その道筋を先生にもご理解いただいた上で、ターゲットの絞り込み、本の構成・デザイン、印刷、流通、出版後の広告・宣伝に至るまでの戦略を考え、実行したからこそ、自費出版としては異例の増刷にまでこぎつけたのだと思います。“成功する”本づくりをサポートすることが当社の仕事だと考えています。